コストは無視できる程度で、社風にマッチした人材が長く活躍してくれる「夢の採用法」
【リファラル採用とは】
私は現在、医師を中心とするエグゼクティブ専門の人材紹介会社の取締役と、人材採用コンサル会社の代表を務めています。
このうち、人材紹介会社は新規事業立ち上げから3年で社員数5倍、売上は10倍にしました。マネジメントを外れた今も、事業部は黒字で「自走」し、私に安定的な利益をもたらしてくれています。
この最大の成功要因は、”人材採用に成功したことにある” と断言できます。
阿吽の呼吸ができるメンバーが、節目節目でジョインしてくれたからこそ、成長エンジンを加速させるすることができました。
ではどんな採用手法をとったのか。
それが本稿のタイトルにもなっている「リファラル採用」です。
「リファラル採用」とは、日本語で言えば「縁故採用」です。
ただ、「縁故」というと、「社長が友人のバカ息子を入社させちゃって~」みたいな、いわゆる「コネ採用」をイメージするかもしれません。
「コネ採用」はその名の通り、紹介者と会社との関係性(コネクション)を重視し、戦力になるか否かは二の次です。
一方、「リファラル採用」は「会社の価値観に合い、活躍できる人材」を、「自社独自の採用基準」に沿って採用します。
本稿では「リファラル採用」の3大メリットを、当社の実例をもとに紹介して終えることにします。
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【リファラル採用の3大メリット】
①採用コストの大幅削減
当社はコアメンバー8人を計20万円のコストで採用しました。一人当たりの平均コストは、人材紹介が100万円、求人広告が80万円と言われますから、その費用対効果の高さがうかがえるでしょう。
②会社と社長にマッチした人材だけを採用できる
独自の「採用基準」を定め、社長を中心としたエース社員を中心に採用活動を行うため、社風になじみやすい人材が自然と集まってくるのです。
③入社後の定着率が高い
リファラル採用したメンバーのうち、転職で辞めたのは、4年間で1人だけ。好きな人がいる好きな会社を辞める理由はないのです。
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このように、コストは無視できる程度で、マッチした人材が長く活躍してくれる。こんな夢のような採用手法、取り入れない理由はないですよね?
では、「リファラル採用」は具体的にどのように進めていくのでしょうか。
成功に導くにはいくつかポイントがありますので、ぜひこちらの記事をご参考になさってください。
「リファラル採用」を成功に導くカギ
・その1 「リファラル採用」導入のポイント